今回は、前年度に比べてそれほど上下率は大きくない様です。
平年並みに落ち着いているといった状況でしょうか。
しいて言えば、お茶の水女子大学附属中学校への出願が大きく増えましたね。
男女共に、前年度に比べて出願者が多くなっています。
特に女子は前年に比べて74人も出願数が多くなっています。
138%の上昇率です。
これって、お茶の水女子大学附属中学校の入試傾向がここ数年変わってきたからでしょうか。
適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを導入した事によって、志望校を都立中高一貫校から国立のお茶の水女子大附属に変更する受検生が増えたのかもしれませんね。
あくまでも私の推測に過ぎませんが。
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特に都立中高一貫校は全体的に女子人気が高い傾向が強く、例年、志願者は女子の比率が多い様です。
その為、女子の方が偏差値が高い中学校も幾つか存在し、男子に比べて比較的激戦になる傾向があります。
お茶の水女子大学附属中学校が適性検査を導入した事によって、都立中高一貫校からお茶の水女子に志望校変を検討する女子受検生も増えてきているのも何となく納得です。
ちなみにお茶の水女子大附属中学は共学ですが、高校から女子校オンリーになるため男子のお茶の水志望者は女子に比べ圧倒的に少なく、受検は例年それほど過熱してはいません。
お茶の水女子大附属に都立志望の女子受検生が一部流れる事によって、全体的に都立中高一貫校の女子人気がやや減少し、少しだけ都立中高一貫校の男女比率の均整がとれてきているのかもしれませんね。
ちなみに例外は東京都立武蔵高校附属中学校と東京都立両国高校附属中学校です。この二校だけは毎年男子の方がなぜか志願者多いんですよね。
今年度は東京都立桜修館中等教育学校、東京都立白鷗高校附属中学校、そして我が文京区が誇る都立最難関の東京都立小石川中等教育学校の出願者が微増したぐらいで、目立った変化はなさそうです。
他は軒並み微減傾向ですが、そこまで減ったという感じもなさそうです。
ですが都立白鷗は定員を大幅に増やしましたから、倍率の上昇率では見えにくいですが昨年度より人気は上がっていますね。
都立白鷗もついに今年度から高校入学募集を停止しましたので、ついに高校から入学できる都立中高一貫校は消滅しました。
都立小石川中等教育学校の写真です。

ここの前を通るたび、つい校舎を羨望のまなざしで見てしまいますね^^
しいて言えば、東京都立立川国際中等教育学校の出願者減少がちょっと目立っている感じですね。
ですが立川国際中等教育学校は昨年に小学校を開校し、小中高一貫教育を行っている全国でも珍しい都立ですのでその辺りの影響かと思います。
ちょっと特殊な事情ですので、中学からの志願者減少も何となく理由が分かる気がしますね。
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ここ数年は、過熱気味だった都立中高一貫校への受検熱も少し落ち着いてきたように思います。
一時期は異常にうなぎ上りだった倍率も、現在では3~6倍ほどに落ち着いている様です。
特に人気の高い都立両国と都立白鷗も、ここ数年は5倍前後で定着している感じですね。
とは言え、まだまだ受検者の殆どが合格できない都立中高一貫校。
定員と志願者数を見ればすぐわかる事なのですが、都立中高一貫校が出来て間もない年は今ほどは偏差値も高くなく、一時期は記念受検組も沢山いらっしゃいました。
やっぱり都立は学費が安いという事で気軽にチャレンジしてみようというご家庭も多かったようです。
ですが、都立中高一貫校の厳しさや、適性検査入試の難易度が世間に年々周知されていくにつれ、記念受検組は随分減った様に思います。
都立中高一貫受検専門塾で鍛えたガチの熱望組や、難関私立の併願校として都立を検討する秀才組。
今では都立受検者は主にこの二つの層で構成されてきている様に思います。
何年も塾等で適切な指導を受け、適切な併願校を受検する等で2月3日の本番に備える受験生たち。
むしろ昔に比べ冷やかし受検が減った分、相当厳しくなっていると思います。
過去に、都立中高一貫校と併願出来そうな私立中学について色々調べて記事を書きました。
よろしければこちらもどうぞ。
http://www.northern70jp.tokyo/article/heigansaki.html
今年の志願者数を見る限り、まだまだ人気は衰えてはいません。
最後の最後まで一切気は抜けませんね。
受験生・受検生のみなさん、本番まであと数日です。
ベストコンディションで当日を迎え、悔いのないように全力を出し切ってくださいね!
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