現在の東京都の中学入試出願状況(2023年1月25日現在)

おはようございます。
東京都の中学入試開始まであと6日ですね。

現在の東京の中学入試の出願状況ですが、見てると面白いですね。
現在のトレンドや傾向がよくわかります。

これってやっぱり株の動きに似ている。
昨年、倍率がバブルだったところは軒並み出願者が減っていますし、穴場だったところは微増といった感じかな。

特に今年の女子は実力よりちょっと低めを狙う受験生が多い様です。
逆に今年の男子は思い切ってワンランク上を狙う受験生が多い?

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とは言っても、偏差値50前後のボリュームゾーンの中学校のお話です。
四谷・日能研・首都圏模試、どの偏差値表でも真ん中から上下に変動しやすい学校は動きが激しいですね。


特に中堅~上位の新興共学校の偏差値の変動が激しい様です。
志願者激減が一番目立つのは今のところ、我が文京区にある広尾学園小石川中学校ですね。

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広尾学園小石川中学校・高等学校は一昨年に設立された、広尾学園系列の新興校です。
あの難関校である広尾学園の系列ですから前評判も良く、一昨年の一期生募集の際には異常な人気で倍率も凄い事になってましたね。
入試日程によっては何と100倍を超える志願倍率の日もあったとか!

さすがに2年目の昨年は倍率も少し落ち着いてきた様ですが、更に今年度は偏差値も上昇し、偏差値中間層からは敬遠される傾向が一層強まった模様です。
決して人気や評判、偏差値が落ちたのではなく、昨年や一昨年の人気が異常だったという事でしょうね。
やっと本来のポジションが決まりつつあるような雰囲気です。
勿論、一期生が卒業するのは4年後になりますから、一期生の進学実績次第では偏差値も人気も大きく変わる事でしょう。

出願率は今のところ昨年に比べ、どの入試回もおよそ30~60%ぐらい減っている様です。
勿論、締切日にならないと最終的にはどうなるか分かりませんけどね。
もしかしたらギリギリまで出願せずに様子を見ている受験生が多いのかもしれませんが。
ですが今の時点で、ある程度の傾向は掴めるかと思います。


他に大きく減らしたなぁと感じるのは、中央区の開智日本橋学園中学校です。
どの入試回も、昨年度の同日に比べ今のところ20~40%の減少率です。

開智日本橋中学校・高等学校はここ茗荷谷からも意外とアクセスが良いので、こちらの学校を候補に考えている方も身近に多いです。
ですがここ数年の偏差値上昇傾向は、今年度の多くの受験生を敬遠させる現象に繋がった様です。

うちの愚息も2月1日午後の特待入試を考えていたのですが、首都圏模試の偏差値表を見ると今はなんと70まで上がってるのですね\(◎o◎)/!
そりゃみんな避けるはずだわ。偏差値70ってもはや御三家レベルじゃん!
こりゃ来年度以降も難しいかな?


逆に共学校での志願者数の上昇傾向は、北区の東京成徳大学附属中学校桜丘中学校、新宿区の目白研心中学校が目立ちますね。
この3つの学校は茗荷谷からも近いので、近隣ではこちらの学校名もよく耳にします。
東京成徳大学附属中学校、桜丘中学校、目白研心中学校の3つは進学実績も伸びてきており、これから人気も偏差値もぐんぐん上がっていきそうな気配です。

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女子校では昨年、倍率が急上昇した実践女子学園中学校山脇学園中学校女子聖学院中学校江戸川女子中学校昭和女子大学附属中学校普連土学園中学校あたりが今年は志願者を減らしている感じですね。
これらの学校は昨年はかなりの難関になっていました。

そんな中で、我が文京区茗荷谷に在る跡見学園中学校は、今年度は志願者数を大きく増やしている模様です。

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どの回次の入試も、およそ20~30%の上昇率になっています。
大きく出願者数を減らした上記の女子校から流れてきているのでしょうか。


跡見学園だけではなく、同偏差値帯の女子校が今年はどこも志願者増で、ちょっと注意が必要です。
昨年と同じぐらいだと思って油断していると思わぬ失敗を招くかもしれません。
ここはしっかり用心して、志願者の動向をしっかり見極める事が肝心ですね。


千代田区の三輪田学園中学校も大きく出願数が増えてきています。
ここはまぁ予想通りというか妥当なところです。
法政大学との高大連携で、法政大学への学校推薦枠が大きく増えましたからね。

詳細は、過去の記事を参照して下さい。
http://www.northern70jp.tokyo/article/koudairennkei.html


推薦枠という魅力が大きな学校としては、世田谷区の玉川聖学院中学校も出願者数急増してますね。
こちらはプロテスタントの学校ですので、青山学院大学への学校推薦枠が多い事でも有名です。(勿論条件は厳しいですが)
容易にネットで情報が集まる時代になり、受験生の保護者の方々も情報に敏感になりましたからね。
特にMARCH推薦枠を多く持っている学校は、特に女子に大人気の様です。
玉川聖学院中学校は茗荷谷からはちょっと遠いですが、周辺から通っていらっしゃる方もいますね。


杉並区の光塩女子学院中学校も出願率が上昇してますね。
こちらも玉川聖学院と同じくキリスト教系の女子校ですが、進学実績が良く進学校としての機能が高い学校です。
杉並区は遠いですが最寄り駅の東高円寺駅や新高円寺駅は丸の内線沿線ですので、茗荷谷から1本で通えるメリットもありますね。
(JRに乗り換えた方が速いとは思いますが、中学生のうちは乗り換えなしの方が安全ですね)


あと、茗荷谷から近いというところでは、豊島区の十文字中学校も今年は出願者が急増している様です。
今のところどの入試回次も30%前後の上昇率です。
十文字中学校も進学実績が良いんですよね。
あとスポーツが強い事で有名です。特にサッカーは強豪ですよね。


他には日大豊山女子中学校中村中学校品川女子学院中学校も志願者急増中です。
この3校は適性検査型入試を導入している中学ですので、都立中高一貫校の志願者が併願先として選ぶ傾向が強いのかもしれません。
特に品川女子学院は偏差値が高く、茗荷谷からはやや通いにくいですので、周辺ではあまり名前を耳にしませんね。
距離的には茗荷谷周辺からは日大豊山女子が通いやすいかな?
中村中学校も清澄白河駅までは乗り換え1本ですし、意外と通いやすいかもしれません。
(中村中学校は足湯があるんですよね。温泉好きの私的にはここに入りたいです^^)


男子校では、杉並区の佼成学園中学校、足立区の足立学園中学校、世田谷区の世田谷学園中学校日本学園中学校が志願者急増中です。

特に日本学園中学校は、2026年には明治大学の付属になりますからね。
耳の速い受験生の保護者の方は、この情報を聞き逃すはずもありません。
日本学園も茗荷谷からはちょっと通いにくいのが難点ですが、将来、明治大を志望されている男子にはかなり良い選択肢になるのではないでしょうか。
これからは偏差値上昇も必至になるかとは思いますが、目指す価値はありそうです。


逆に本年度の志願者数を下げているのが、我が文京区の獨協中学校日大豊山中学校です。
この傾向を見ると、男子と女子は逆の傾向に思うのは私だけでしょうか?
この2校に関しては以前に記事を書きましたので、よろしければ参照して下さい。
http://www.northern70jp.tokyo/article/gokokujidanshikou.html

この辺りの偏差値帯は毎年、偏差値が上がる年と下がる年が交互にやってきている気がします。
今年は本郷中学校海城中学校早稲田中学校立教池袋中学校等の難関校が軒並み微増している現状を見ると、今年は攻めに回る男子が多い年なのかなという気がします。
逆に今年の女子は安全圏狙い?
男女で傾向が分かれるのも面白いですね。


最終締切はまだ先のところも多いですので、最終的な倍率はどうなるのかは分かりません。
最後まで気が抜けませんね。

なにはともあれあと6日。
中学受験生の皆さん、あと少しです。頑張って下さいね!


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