
占春園は、茗荷谷駅から徒歩10分弱の距離に在る、筑波大学附属小学校のすぐ裏手に在ります。
もう椿(山茶花かな?)が咲き始めました。
まだ10月なのに…。

占春園については3年前にも記事を書きました。
http://www.northern70jp.tokyo/article/471502431.html
http://www.northern70jp.tokyo/article/kawasemi.html
あれから間もなくコロナ禍による自粛生活を余儀なくされ、あまり頻繁に出歩かなくなった影響もあり茗荷谷近辺のネタが減り、同時にこのブログの更新も随分と止まっていたのですけれど…。
3年なんてあっという間ですね。
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今日は曇り空。
他に人はおらず静かにこの景色を独り占めです。
嘉納治五郎さんにもご挨拶しておこう。

3年前にはなかった銅像前の石段。
周囲もすっかり整備されてキレイになっています。
この2~3年のうちには東京オリンピックがありましたからね。
それに合わせて整備したのかな?
嘉納治五郎さんも空の上から感慨深い気持ちで下界を見下ろしていたことでしょう。
銅像前の石段だけではなく、この2~3年で占春園は劇的にキレイになりました。
鬱蒼と生い茂った草むらや手入れされていなかった蘇鉄なども伐採され、池のほとりや奥まで見渡せるようになりました。
3年前の「かいぼり」により、池に生息していた生物も殆どいなくなりましたからね。
見晴らしは良くなったけれど、何だか寂しい感じもします。
この写真は占春園すぐ横の筑波大学敷地内の写真です。
ここは立ち入り禁止なのですが、あまり整備はされておらず手つかずの自然が残っています。

都心の文京区とは思えないこの風景…。
皮肉な事にコロナ禍の自粛期間中は、占春園は何故か大盛況で連日人が沢山訪れていました。
子供たちも沢山きていましたね。(筑波大学附属小学校の児童さんではないと思いますが)
こんな事はコロナ禍前はなかったのに。
どこの施設も閉鎖されて行き場のなくなった人達が、無料開放されている占春園に集まってきた感じです。
小さな子連れのファミリーや、ザリガニ釣り目的の小学生、そしてその親…。
ここ、ザリガニ釣りは禁止ですよ!!
分かっているのか計画犯なのか、ちょっと目に余る光景もこの2年の間に何度か目にしました。
子供たちを自然の多いところで遊ばせたい気持ちは分かるのですが…。
正直なところ、この2~3年の占春園ブーム?の期間中は、マナーを守らない人の来園が増えましたね。
今までにはあまり見かけなかったような家族連れの姿を多く見かけました。
子供だけじゃなくて親までもがちょっとした釣り道具を持ってザリガニを釣ったりしていました。
夏に蝉取りにくるとかならまだしも。
モラルを守ってほしいものです。
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そして園内に落ちているごみの量も一時期増えました。
コンビニおにぎりの包みフィルムやペットボトルの蓋など。
コロナ禍前の占春園では考えられなかった光景です。
何だか以前(コロナ禍前)とは様子がすっかり変わってしまい、ここ2年ほどは足を向ける回数も減ったのですが…。
でも今は閑散としてますね。
小鳥の声と虫の声、そして筑波大学附属小学校の児童達の元気な声がグラウンドから聞こえてくるだけです。
まだまだ新型コロナは世間で猛威を振るっているのに、もうまるでコロナ禍が明けたかのよう。
コロナ禍以前の状態に戻りつつあります。
コロナ自粛期間の方が明らかに大盛況でした。
人間って勝手なものだなぁとしみじみ思います。
今はすっかり占春園も静かになりました。
以前の落ち着いた状態に戻った感じです。
私としてはホッとしていますが、こんな日々の移り変わりを見て、嘉納治五郎さんは何を思うのでしょうか。

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