文京区白山エリアの要注目私立中学校その②・京華中学校と京華女子中学校

日本有数の文教地区である文京区。
その文京区のほぼ中心に位置する白山エリア。
この白山エリアは日本一の最難関国立大学である東京大学に隣接している地区です。
勿論、小中学校、高等学校も私立公立問わず有名な学校が沢山ひしめき合っているエリアです。


今回は京華学園系列の京華中学校京華女子中学校を紹介しますね。

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京華中学校(男子校)と京華女子中学校(女子校)は、どちらも同じ京華学園に属する別学の中学校です。
どちらの学校も正面玄関が都道301号線(白山通り)に面しており、お互いほんの100メートルぐらいしか離れていません。

今までも同じ学校の別校舎というようなイメージを持ちつつ、それぞれが男子校・女子校として独立した雰囲気もありで、それでいて一つの総合学園の様な不思議な感覚でしたが、2024年度には、京華女子中学・高等学校は京華中学校・高等学校のある白山キャンパスへ移転し、更に京華商業高等学校(共学校)も含めた3つの学校が一つの敷地内に統合されます。


現在、既に京華学園の敷地内で新校舎の建設工事が始まっています。
この移転を機に男子校・女子校と別学であるメリットを活かしつつも、相互に交流する機会を今まで以上に増やすとの事。
あくまでも「共学」ではなく「別学」というスタイルですが、共学と別学それぞれの良さを同時に活かす事の出来る画期的な進化と言えると思います。

別学でありながらも、同じ敷地内には程よい距離感に異性の学生が存在し学ぶ環境。
この環境はかなり理想的に感じる児童や保護者さんも多いのではないでしょうか。
物理的にだけではなく、男子校・女子校それぞれお互いに対する意識の距離感も変わってくる事でしょう。


2022年現在の京華中学校(男子校)の校舎です。
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2年後にはこちら側に京華女子中学校・高等学校がお引越ししてくるんですね。


2022年現在の京華女子中学校はこちら。

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この京華女子中学校の校舎には、息子が模試を受けた際に入った事があります。
ロビーや廊下にレッドカーペットが敷かれが重厚で素敵なんですよね。
息子曰く「なんかお城みたいだった!」と言ってました。
滅多に入る機会がないであろう女子校の雰囲気に圧倒された様です。

このちょっとレトロモダンな雰囲気が変わってしまうとしたら残念ですね。
新校舎でも少しはこの雰囲気が感じられると良いなぁと個人的には思います。


さて、京華中学校・京華女子中学校ですが、現在のところはどちらもそれほど偏差値は高いとは言えない様です。
首都圏模試偏差値では、京華中学校(男子)、京華女子中学校(女子)のどちらも11月現在は41です。(2月1日午前入試回)

2月1日午前には適性検査型入試もあり、こちらはどちらも首都圏模試偏差値は11月現在のところ43になっています。
適性検査型入試がありますので、都立中高一貫校を受検する児童が併願校としてこちらの京華中学校・京華女子中学校を選ぶパターンも多い様ですね。

歩いて5分程度の場所には、日本最難関の東京都立小石川中等教育学校もありますし、小石川と京華を併願する児童もいる様です。
この併願パターン、結構多いんですよ。

偏差値には開きがありますが、小石川を志望する層は基本的に超難関私立(四教科型入試)との併願が多いです。
その一方で、小石川やその他の都立中高一貫校と適性検査型入試のある私立とを併願する受験生も毎年一定数存在します。

適性検査型私立中学を併願する場合、それほど併願校の偏差値には拘わらない傾向がある様です。
初日(2月1日)に適性検査型入試を行う私立中学で確実に合格を取っておいて、2月3日の都立中学入試に余裕を持って備えるというパターンが多いみたいですね。

このエリアには京華だけではなく、郁文館中学校駒込中学校といった適性検査型入試を行っている共学も多いですから、小石川を第一志望にしつつも、現実的には適性検査型私立を適正校と考えて、入学を前提に受検するという考え方が一番堅実的ですね。

都立中高一貫校受検の併願先として、別学の京華を選ぶか、完全共学の郁文館や駒込を選ぶか、または小石川からすぐ近くの女子校である文京学院大学女子中学校にするかは好みによって分散するみたいです。

これらの適性検査入試を実施する私立学校は偏差値帯的にはそれほど変わりませんが、ここ数年では駒込中学校が頭一つ分上がってきているみたいですね。
毎年レベルも上がり、特待合格も取りにくくなってきている様ですので要注意です。

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今はまだそれほど高い偏差値ではないですが、今後数年で京華中学校・京華女子中学校の偏差値は大きく伸びると思います。
(あくまで私個人の見解です)

東京大学にこれだけ近い立地において、男女別学でありながらも同じ敷地内でそれぞれのメリットを活かしつつ交流を行う画期的な改革。
文京区の高台に位置する新校舎。

そして、年々伸びてきている大学合格実績。
特に京華中学は今年度は国公立大学に18名、早慶上理に17名、GMARCHには97名もの合格者を出しています。
(既卒者・重複合格含む)

元々は商業科が強く、現在も同学園には京華商業高校として人材を輩出している京華学園です。
前身が商業学校としての特性が強い学校としては、これだけの大学実績を持つのは異例でもあり、大変優秀ではないでしょうか。
そう遠くない未来には、進学校としての地位を確立しているような気がします。

京華学園の未来は相当期待出来るかと思います。
今のうちに、将来を見据えて志望校候補の一つとして注目しておくのも悪くないと思いますよ。


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