クドカン(宮藤官九郎)の脚本ファンとしては当然毎週楽しみに観てましたが、もうあと1回で最終回を迎えます。
ついにあと3日後です。
寂しいなぁ (´;д;`)
ささやかな楽しみがもうすぐなくなってしまう…。
今年のNHK大河ドラマ「いだてん」は、明治から昭和の時代をテーマにしていた事や、オリンピック噺と落語界の同時並行世界の場面切り替えの目まぐるしさに付いていけない人が初期に続出し、時代背景的にあまり大河ドラマらしくない事もあり、視聴率はあまり芳しくなかったみたいですが、このドラマ本当に面白いです。
特に、茗荷谷近隣住民には馴染みのある地名や場所が沢山出てくるので、毎週目が離せませんでした。
いだてん、ゆかりの地と言っても過言ではありません。
視聴率低迷のニュースを目にするたび、みんなもっと観たらいいのになぁといつももどかしく思っていました。
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もっともっと茗荷谷や大塚周辺など、大河ドラマ・いだてんの街という事を町おこしに利用すればよかったのになぁ。
金栗まんじゅうとか、治五郎カフェ作ったりとか、播磨屋シューズ再販するとか、栽培した茗荷売るとか。
(意味不明ですね^^;)
この辺はやっぱり控えめな茗荷谷の住民性が出ているところですね。
これは地方とは違って、都心のちょっと残念なところの一つ。
そういや3月頃には文京区スタンプラリーやってましたけどね。
その頃が一番盛り上がった頃かな。
いだてんフィーバーと言える程の茗荷谷の地元の熱狂ぶりは見られず、静かなブームとして終わりそうです。
では、地味ながらも茗荷谷のいだてんスポットを紹介させて頂きますね。
まずは、東京高等師範学校。
主人公のいだてん・金栗四三氏が青春時代を過ごした場所です。
今の筑波大学東京キャンパス及び教育の森公園周辺一帯を指します。

お茶の水女子大の周辺や竹早辺りもお話に登場します。
東京府立第二高等女学校(現在の竹早)は、金栗四三氏が教師として赴任していましたね。
占春園

おそらく、金栗四三さんがトレーニングに励んだであろう、占春園横の窪町東公園沿いの坂道(湯立坂)

金栗四三役の中村勘九郎さんのパネル。好演でした。
中村勘九郎さんは文京区出身でもありますので、いだてんの主人公として適役ですね。(金栗四三氏は熊本出身ですが^^;)

(茨城県つくばみらい市のワープステーション江戸にて撮影)
後半は阿部サダヲさん演じる田畑政治氏が主人公になってますので、あまり教育の森周辺や占春園は出てこなくなっちゃいましたが。
春頃は筑波大学東京キャンパス周辺が沢山紹介されてましたね。
占春園内には、1964年のオリンピック東京招致において功績を遺した、嘉納治五郎氏の銅像が建てられています。
講道館柔道の創始者であり、柔道家。1893年(明治26年)より25年ほど東京高等師範学校(東京教育大学を経た現在の筑波大学の校長ならびに東京高等師範学校附属中学校(現・筑波大学附属中学校・高等学校)校長を務めた 偉大な教育者でもあります。

きっと嘉納治五郎さんも、お空の上から2020年の東京オリンピックを熱い思いで観戦されるんでしょうね。
嘉納治五郎役の役所広司さんのパネル。こちらも味のあるハマり役でしたね。

(茨城県つくばみらい市のワープステーション江戸にて撮影)
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湯立坂や教育の森公園から坂道を上ると、春日通りに突き当たります。
春日通りを大塚方面に進み、お茶の水女子大学の前よりさらに進むと、小さなお弁当屋さんがあります。

ここの「つるや大塚店」というお弁当屋さん。
特に平日の昼間は、周辺のサラリーマンの方がお弁当を買いに並んでいます。
シンプルで温かく素朴な、昔ながらのお弁当が大人気です。
実はここ、いだてんに出てくる播磨屋のモデルになったハリマヤ足袋店の跡地なんですよね。
ここであのハリマヤシューズが作られたのですね。
すぐ横には「金栗足袋発祥之地」という小さな碑が建っています。
金栗四三がストックホルム五輪出場の際に履いていた、所謂「金栗足袋」「金栗シューズ」「ハリマヤ足袋」「ハリマヤシューズ」ってやつですね。
日本記録を生み出す伝説のシューズを生み出した発祥の地です。
播磨屋主人役の
茗荷谷駅から千石方面に坂を下った先、特に千川通り沿いの一角は昔は繊維工場が多く、足袋などの布製品の生産も盛んだったそうです。
今は跡地の殆どがマンションなどのビルに建て替えられていて、もうその頃の面影はあまり残っていませんが、目に付かないような碑などがひっそり建てられたりしていて、当時の様子を伺い知る事が出来たりします。
茗荷谷はその昔、アパレル工場の多いお洒落な工芸の町でもあったのですね。
※ワープステーション江戸にて撮影。当時の大塚駅前の市電の様子。いだてんの撮影で使われました。

いだてんも残すところ、あと1回の放送でおしまい (´;д;`)
やっぱり寂しいですね。
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※追記
昨夜の放送でついにいだてんも最終回を迎えました。(今日は12月16日(月)です)
最後にクドカンがさりげなーく出演してたり、最終回は普段よりも更にいろいろ凝った演出でしたね。
でもやはり視聴率は、大河ドラマ史上最低だったようです(´;д;`)
平均視聴率8・2%ですって!
平均視聴率もどんどん落ちて、はやいうちから一ケタ台に突入だったらしい。
なんでかなぁ。
相当面白かったのに。。。
確かに、近代史をテーマにするのは大河ドラマっぽくないけど。
戦国時代の方が視聴率取れるのは分かってるけど。
(他の大河ドラマでも、戦国時代を扱った作品は平均視聴率が高い傾向にあります)
並行世界の同時進行(オリンピックと落語界)は、目まぐるしすぎてついていけない人も続出したらしいけれど。
古今亭志ん生役のビートたけしさんや森山未來さん、田畑政治役の阿部サダヲさんのアクが強かったとか、登場人物が多すぎて誰が誰だかわからないとか、色々言われてますけど。
本当に面白かったですよ(^^)
視聴率がなんだ! それがどうした? ああ!?
いやほんと、途中で脱落して観るのやめちゃった人、本当に勿体無い。
これを観てるのとそうでないのとでは、来年の東京オリンピックの楽しめ方が随分違いますよ。
視聴率低迷とか平均視聴率が過去最低とか、やたら評判悪かったけれど、それはロクに観てもいない人たちが言ってるだけです。
視聴率低い=駄作かといったら大間違いです。
皆さん思いっきり勘違いしてますね。
継続すれば本当にハマれるドラマだったのになぁ。
視聴率なんて関係なく、宮藤官九郎さんにはまた良い脚本書いてドラマ化して欲しいものですね。
出来ればまた大河ドラマで。
応援してます。

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