周辺の小学六年生やその保護者から、ぽつぽつとその話題が聞かれます。
この二つと日能研の全国公開模試を合わせて、首都圏三大模試と言われています。
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中学受験を目指す子供たちにとって、この3つの試験は登竜門ですね。
この模試の成績から割り出される偏差値によって、かなり正確な現在の立ち位置が分かりますから。
更に優秀層は、SAPIXが主催する公開模試も受験します。
SAPIX模試も含めて首都圏四大模試と称される場合もあるらしいです。
この偏差値の違いがまた面白いんですよ。
例えば首都圏模試とSAPIX模試だと、偏差値が20以上違う場合も多いです。
一例として、茗荷谷から近い学校の偏差値を挙げてみましょう。
とりあえず茗荷谷駅から徒歩1分の、跡見学園(女子校)の昨年度の入試偏差値を見比べてみますね。
跡見学園入試偏差値
・2月1日午前入試 SAPIX32 四谷大塚42 日能研43 首都圏模試49
・2月1日午後特待入試 SAPIX35 四谷大塚49 日能研48 首都圏模試58
※他日程の入試もありますが調べるの面倒なので割愛します。
2月1日だけでも、32~58って、幅広過ぎって思ってしまいますよね。
偏差値の見方を知らないと、難易度もさっぱり分からなくなってしまいます。
先に行っておくと、SAPIXで偏差値30台というのは優秀です。
そもそも、SAPIXの偏差値表に数値が載っているというだけでも充分優秀なのです。
でも、そんな事を全く知らなかった地方の高校受験の経験しかない私は最初かなり驚きました。
「32って・・・えっ?こんなに低いの?」って。
跡見学園はあの「はいからさんが通る」のモデルになったとも言われる、由緒ある伝統校です。
優秀なお嬢様学校だという事は昔から聞いていたので、最初この数値を見て衝撃を受けました。
ですが、ここで勘違いしてはなりません。
SAPIXという進学塾は中学受験層の中でも上位層が比較的多く通っています。
塾生の受験者比率が高く、一般層はあまり受けませんので当然、上位層ばかりで争った結果の偏差値ですから低くなるのも当然です。
対して首都圏模試は塾主催ではありませんので、中学受験をあまり重視してない一般層からも幅広く受験します。
必然的に全体平均はやや低くなります。
結果として、偏差値が高く出やすいんですよね。
幅広い受検者層の中での偏差値58なら立派なもんです。
周囲からのお話を総合するとこんな感じです。
なる程、中学受験の世界は奥深い(*_*;
跡見学園は数年前までは今よりもずっと難関だったらしく、昔は桜蔭の併願校として定番でしたが、ここ数年の間で新興共学ブームもあってか偏差値も落ちてしまっているという話も聞きました。
ですが昨年度は女子校人気復活の兆しが見えた年でもあったようで、少しずつ偏差値も復活してくるのではないかと言われています。
原因ははっきりしませんが、おそらくコロナ禍の影響が大きいのでは?という意見も見られます。
跡見学園だけでなく、北区の女子聖学院や、渋谷の実践女子学園、赤坂の山脇学園など、最近ちょっと低迷気味だった女子校の人気が少しずつ上がってきている傾向にある様です。
倍率が上がり、必然的に偏差値も上がるという好循環な現象が、この辺りの女子校で起こっているみたいです。
来年度は更に人気が出て、倍率もぐんと上がりそうな気配です。
本当に、中学受験の世界って面白いですね。
なんだか、株取引の世界に似ている様な・・・。
株価(偏差値)が上がりそうな状況を見越して先物買いみたいな、そんな感覚があります。
文教地区と言われる茗荷谷周辺の中学受験界隈のリアルな声って結構需要あるのかなと思い、ブログに書いてみました。
需要ありそうならもっと深く調べて、時々ここでつぶやいてみようかと思います。
#中学受験情報
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