茗荷谷で奇抜なファッションすると目立ちます(笑)

文京スポーツセンター、クリスマスの装飾が綺麗です☆

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茗荷谷に住んでいて、時々その住民性や傾向について考える事があります。

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今日、播磨坂を登っていたら、パンクな感じのちょっとイカしたお兄さんとすれ違いました。
20代前半ぐらいですかね?
ロン毛で白に近い金髪で、大きな銀のピアスして確実にメイクしててギター背負って。

ちょっとこの周辺では見かけないような感じです。
「おお、茗荷谷にもこんな感じの人いるのね☆」

ビジュアル系で元々が美形なのかその姿がカッコ良くキマっていて、ついさりげなく見入ってしまいました。
私も若い頃から音楽が好きで、ロックやちょっと激しい感じのライブにも今でも良く行きますから、何となく親近感が持てます。

普段ライブなんかで人前で表現する事に慣れてる感じのオーラをまとっていました。
いいなぁ。青春だなぁ^^ スタジオ練習帰りかな? ライブ帰りにしてはまだ時間早いもんね?

なんて、微笑ましく若い彼をちょっとだけ目で追いながら、微笑ましく思っていました。
(あ、おばちゃん変質者じゃないですよ^^;)


でも…。

ふと、考えてしまいました。


もし、このお兄さんを見かけたのが、例えば渋谷だったら。
ここが下北沢だったとしたらどうだろう。
池袋の東口側だったら?


私はどう思っただろう?



…何の違和感もない、ごく普通のバンド青年なんですよね。
カッコいいけど、渋谷や下北沢だったら普通によく見かけるタイプ。


きっとここが渋谷や下北だったら、私は特に気にも留めずにすれ違っただけだったでしょう。


ちょっとすれ違っただけの、ごく普通のバンド兄ちゃんの事。
よほど好みのタイプだったとかでもない限り、ここまで気に留めたりしませんよね?


茗荷谷界隈では、ちょっと派手だったり、奇抜なファッションをしているだけでかなり目立ってしまいます。
普通の、ごく普通のバンドやってる、どこにでもいそうなバンド青年ってだけなのに。

茗荷谷のこの風景に、なんというミスマッチ…。


そんな事を何気なく考えている自分に気づき、はっと我に返りました。
いつの間にか、自分にとっての普通が「普通」じゃなくなっている事に。


実を言うと私も奇抜なファッションが好きです。
若い頃はバンドやってた事もあります^^

先日のハロウィンの日には、髪をヘアチョークで(100均で売ってます♪)緑色に染めたりして、派手な衣装を着て池袋のパーティに出かけたりしました。


だけど…。
やっぱりこの茗荷谷周辺をその格好で歩くのには勇気がいりましたね。

茗荷谷駅から池袋まで行ったのだけれど、茗荷谷駅の改札に入るまではかなり恥ずかしかったです^^;)
別に誰も気に留めてないしそ知らぬ顔ですれ違うのだけど、ものすごいアウェイ感。


播磨坂を登っている間、誰かとすれ違う度に何だかギョッとされているような、そんな気がしてしまいました。
自意識過剰だと言われてしまえばそれまでですが。


ところが、あら不思議。

改札内に入ってしまうと、これがもう全然恥ずかしくないんですね。
地下鉄に乗ってしまうともういろんな人がいますから、誰も自分の事なんて気に留めない。
だって皆が思い思いのファッションを楽しんでいるから。

更に池袋に着けば、私なんかよりも派手な人沢山いるので、妙に馴染んで安心します^^


茗荷谷駅改札の向こうはもう海外のような、そんな感覚です。
自動改札という出国審査をパスポート(PASMOですが)で潜り抜けたときの、えもいわれぬ開放感♪

茗荷谷駅はまるで国際空港♪(←ちょっと大袈裟ですね^^;)


茗荷谷は、そういう面においてはどこか窮屈な街ですね。
ファッションとか、そういう自由さはあまり感じられません。
そういうお店が周囲には皆無なのですから、当然と言えば当然なのですが。

よく言えば上品で落ち着いていますが、どこか皆、無難にまとめているというか大人しい感じです。
遊び心というものはあまり感じられません。
学校の中で校則を守りながら生活しているような、そんな感じ。

周辺には学校が多いので、お子さんに悪影響を与えるような雰囲気の個性的な方は少ない様に感じます。
風紀が乱れるなんて事は心配なさそうだけど。

これって、良い事なのか…な?


勿論、何着ようがどんなメイクしようが、個人の自由なんですけどね。


でも、自由に好きなものを着て茗荷谷の街を歩くとどうも浮いてしまうようなこの感覚、私はちょっと淋しい気持ちがする日もあったりするのでした。
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