この日は学園祭だったのですね。
生徒さんたち、入口付近で何やら楽しそうに作業したり、校舎からは勢いのある話し声が聞こえたりや熱気が伝わってきます。
小石川中等教育学校は我が家もいずれ受験させてみたい憧れの学校の一つです。(難易度はともかく^^:)
茗荷谷駅周辺からは自転車でも(校則がOKなら)バスでも、徒歩でも通えそうな距離です。
大塚三丁目か護国寺正門前のバス停からバス一本で行けるのは便利ですね。
(電車で通う場合は、都営三田線の千石駅が最寄り駅です)
学園祭なら子供を連れて入ってみようかなーと思いましたが、門のところで訊いてみると事前予約が必要との事。残念。
都立とは思えないあの綺麗な校舎に一度は入ってみたい。
来年は絶対行きたいです。忘れない様に今からメモしておきますφ(..)
#中学受験情報
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以前から都立小石川中等教育学校に興味があったので以前から調べてはいました。
入学難易度も相当高いです( ゚Д゚)
この周辺では筑波大学附属中学と同じ位の偏差値ですかね。
現在の段階で、偏差値は以下の通りです。
東京都立小石川中等教育学校の偏差値(※2022年9月現在)
四谷大塚80偏差値 :男子68 女子69
日能研R4偏差値 :男子66 女子68
首都圏模試偏差値 :男子72 女子74
市進学院予想偏差値:男子67 女子67
SAPIX偏差値 :男子60 女子60
改めて調べてみると、その難関ぶりに驚かされます。
人によっては私立御三家(開成・麻布・武蔵・桜蔭・女子学院・雙葉)よりも難関とも言われます。
実際、私立御三家に合格しても都立小石川には不合格という生徒も相当数いる様です。
私の周囲にも小石川チャレンジ組が毎年数名いますが、皆さん口を揃えて言うのが「小石川だけは無理!!!」との事。
茗荷谷駅周辺に教室のあるSAPIXや早稲田アカデミー等の有名進学塾で鍛えた優秀なお子様でも、なかなか合格を手にする事は難しい様です。
もしかしたら東大合格よりも難関、かも?
ではENAや栄光ゼミナール、早稲田アカデミー等の都立中学受験専門コースに通って徹底的に都立対策すれば小石川に合格するのか?と言われると、これもまたそう簡単にはいかないのが現状です。
都立専門コースや早稲田進学会等の専門講座のある塾からは合格者数こそ多いですが、その陰には勿論涙を呑んだ不合格者も大勢いる訳です。
では個別指導?家庭教師?
茗荷谷周辺には小規模な教室も沢山点在しています。
優秀な実績のあるところもあれば、まだまだ未知数のところもあり、見極めが難しいところです。
割合的にどこが小石川に合格しやすいのか?というのは毎年あちこちで議論されていますが、明確には分からないというのが現状の様です。
結局、どちらの塾の方が合格しやすいとかではないんですよね。
こればっかりは、都立中高一貫校の人気の凄まじさの問題です。
そして受検生の資質。これに尽きます。
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難易度もさながら、都立中高一貫校は大人気で、とにかく倍率が凄い!
小石川中等教育学校の場合は例年4~6倍ぐらいの志願倍率になります。
都立中高一貫校入試で出題される問題は、国立や私立の中学校とは傾向が異なります。
都立や公立の中高一貫校は、普通の四科目受験や単科型受験ではなく「適性検査」と呼ばれる合科型の入試問題での選考になるんですね。
都立小石川中等教育学校やその他の都立・公立中高一貫校を受験する場合は「受験」ではなく「受検」と表記します。
読みは同じ「じゅけん」と読みますが、意味合いは少々異なります。
都立中高一貫校は公立ですので、学力審査での選抜は基本的に認められていません。
その代りに適性検査を行い、その学校の校風や教育方針に合っているかどうかを見極めるための選抜を行います。
この「受検」の対策がこれまた大変なんですよね。
普通の受験塾に通っているだけではなく、適性検査用の対策もしっかり行わなければなりません。
小学校での成績も重要です。
小学校の5・6年生時の成績及び内申点も含めての合否判定になりますので、日頃から学力向上を目指しつつ、品行方正かつ積極的な学校生活を心掛ける事が重要です。
小学校の担任の先生ともよく話し合って、都立中高一貫校向きであるかどうか先生からの評価も参考にすると良いですね。
小学校の先生は児童を普段からよく見ています。
特に茗荷谷周辺の小学校から都立中高一貫校を受験される方も多いですので、受検願書に添付する報告書は書き慣れています。
報告書はかなり重要ですので、事前に小学校の担任の先生の意見はしっかり聞いておいた方が良いかと思います。
毎年様々なケースや涙を呑んだ受検生を沢山見てきているはずですので。
例えば、国語は得意だけど算数がちょっと…という場合、小石川でははく、他の都立中高一貫校を勧められる場合もあるかと思います。
この場合、文系重視の都立両国高校付属中学や、都立白鷗附属中学の方がお子様に向いている事もあります。
小石川の場合、理数寄りとは言えオールマイティな学力を要しますので、偏差値に拘らず様々な学校の情報を集めておくことをお奨めします。
特に茗荷谷から東側に位置するこの2校は、意外と茗荷谷から通いやすかったりするのですよ。
もちろん両国も白鷗もかなりの難関(特に倍率に関しては毎年小石川以上の人気です)になりますので、全力で挑み玉砕する覚悟が必要になります。
毎年2月3日に行われる一般受検での適性検査は「国語」「算数」「理科」「社会」といった単科別の試験ではなく、全ての教科を織り交ぜた思考型総合型の大問が文系・理系と大きく分けられて出題されます。
小石川中等教育学校の場合は「適正Ⅰ」「適正Ⅱ」「適正Ⅲ」の三つに大きく分類されたペーパーテストがあります。
適性検査は知識の暗記力よりも、思考力を試される難問が出題されます。
問題文を読みこなすだけでも相当な読解力が必要になります。
勿論、読解力だけではなく、作文力、記述力が必要になりますので、ただ知識を暗記するだけの勉強法では太刀打ち出来ないのです。
小石川中等教育学校の場合は特に理数系に力を入れていますので、計算力等は完全に身についている事を前提としたうえで、思考力を試される難問が出題されます。
10桁近くの数値の割り算や小数点の四捨五入なんて、ミスもなく難なくクリアしていけるだけの計算力は最低限必要ですね。
この能力を身に着けるまでには相当の努力と数学的センスが必要になってきますので、生半可な対策では太刀打ち出来ない難易度です。
個人的な意見ですが、少なくとも「算数が得意!」と胸を張って言えるお子様でないと、小石川に挑むのはちょっと厳しい気もします。
今まで周辺で相当優秀なお子様達が沢山玉砕するのを見てきましたから。
小石川に合格できるだけの力をお子様に身に着けさせるには、お子様の適正を見極めたうえで、お子様の性格に合った塾や講師を選んで適切な指導を受ける事が大切です。
どこが良いかは人それぞれ。
保護者は情報収集を怠らず、お子様に合った指導方法を見つけて下さいね^^
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